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脱出イリュージョン

279 :2008/01/29(火) 14:08:15 ID:pdD1WATr0
お前等、目の前で手品師の脱出イリュージョンを観たことある?
あれって凄いよな。
絶対脱出出来なさそうな箱から、縛られた手品師が逃げ出していて、
いつの間にか観客の前でポーズを決めてたりするんだぜ。

俺は近所のガキと一緒に、有名な手品師のマジックショーを観に行ったんだ。
その中でも売りなのが、手錠を嵌められた手品師が箱に入り、その箱に火をつけて燃やしてしまう。
でも、いつの間にか手品師は脱出していて、客席の裏側から華麗に登場する。というものらしい。
こういうのって凄いよな。
手錠を嵌められてても脱出出来るんだぜ。
俺はその手品師のマネージャーをしている友人のKの招待で、特別割引で向かったんだ。

俺は暫く、舞台裏でKと話していた。
手品師が物凄く我侭な性格で、Kはいつも困らされているとか、そんな内容の話。
その間、ガキはその部屋に置いてある手錠で遊んだり、どこか外に行ったりしていたな。
まあ、俺はガキの行動なんか別に気にしてなかったけど。

で、いざマジックショーの開始。
幾つか小ネタをやった後、いよいよ脱出マジックだ。
手品師の腕に手錠が嵌められ、彼は箱の中に入れられる。
その時だった。ガキが言ったんだ。
「ボク、ちょっと悪戯しちゃったんだよ」
何でも、ガキは手品師の部屋に向かい、
そこにあったマジック用の手錠と、Kの部屋に置いてあった本物の手錠を、こっそりすり替えてしまったらしい。
おいおい、マジかよ。
じゃあ、タネ無しの手錠じゃ脱出出来るわけもなく、あのマジシャンは焼け死んでしまうじゃないか!!
いかにも上機嫌らしく、口笛を吹きながらスキップをしているKが客席に姿を現し、俺達の隣に座った。
「脱出マジック、楽しみだな」
「ああ」
俺は見てみぬ振りをした。
あの手品師は死ぬんだろうが、俺のせいじゃないよな。知らない、俺のせいじゃない!!

箱に火が点けられた。Kがますます微笑む。
だが次の瞬間、手品師は客席の裏から華麗に登場した。
脱出マジックは見事に成功したようだ。
客席から盛大な拍手。俺も一安心。
Kはというと、まるで幽霊でも見たような愕然とした表情で手品師を見つめている。
ああ、ビックリした。
人一人、あと一歩のところで死なせるところだったぜ。
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